【天台宗の仏壇】基礎知識・飾り方・注意点について解説!

天台宗 仏壇 基礎

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一口に仏壇と言っても、仏教にはさまざまな宗派があり、お祀りの仕方にもそれぞれの決まりごとがあります。
ここでは、天台宗の仏壇について知っておきたい基礎知識や注意点について解説します。

天台宗の仏壇の基礎知識

まず、天台宗の仏壇がどういったものかを知ることから始めましょう。
また、仏壇に礼拝する手順はきちんと知っておかないと失礼にあたることもありますので気をつける必要があります。

天台宗のご本尊について

天台宗のご本尊に対する考え方は非常に柔軟です。
仏や菩薩は、姿が異なっていても等しく自分たちを導いて下さる存在であると考え、これと決まったご本尊がありません。
そのため、同じ天台宗でもお祀りするご本尊が違うことも珍しくありません。
ただし、一般家庭においては阿弥陀如来をご本尊とすることが多いようです。
お祀りするご本尊が決まっていない場合、菩提寺に倣うというのも良いでしょう。

天台宗の仏壇の特徴

天台宗は、全ての仏・菩薩をご本尊としても良いという考え方であるということは既にご紹介しました。
仏壇においても、これでなくてはいけないという決まりごとは特にありません。
住宅事情に合わせた小型の仏壇やモダン仏壇等、生活スタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。

礼拝の仕方

天台宗の仏壇に礼拝する際は、一礼してお線香をお供えすることから始めます。
蝋燭にお線香を近づけて火を移します。この時、口で吹いて線香の火を消してはいけません。必ず、逆の手であおいで消すようにしましょう。
3本のお線香に火をつけたら、仏壇側に2本、自分側に1本立てて逆三角形になるように配置します。
お経をあげない場合はりんを鳴らす必要はありません。左手に念珠を持ち、合掌礼拝しましょう。

天台宗の仏壇の飾り方やお供え物とは

ここでは、天台宗の仏壇を飾るために知っておきたい基礎知識をご紹介しています。
生活スタイルに合わせてアレンジすることも出来るので、まずは正しい知識を身につけましょう。

天台宗の仏壇の飾り方

まず、最上段の中央に釈迦如来、阿弥陀如来、観世音菩薩などのご本尊をお祀りし、その右側に天台大師、左に伝教大師の脇掛をお祀りします。

次に、中段中央にはご本尊の供養膳(茶湯器、仏飯器等)を置き、左右にご先祖様の位牌を安置します。

下段には花台や線香立て等を配置します。経机があれば、仏壇の前に置いて経本や数珠、りん等を置くと良いでしょう。

仏壇の飾り方には一定の決まり事はありますが、仏壇の大きさによって臨機応変に配置を変えることも可能です。
目線よりも高い位置に安置する神棚と向かい合わせにしない等の基本的なことに留意すれば、多少の変更は問題ありません。

お供えもの

仏壇へのお供えものは五供(ごくう)と呼ばれ、香・花・灯明・水・飲食の5種が基本です。
線香・仏花・蝋燭に加えて、お水や果物、ご飯をお供えしましょう。
難しく考える必要はなく、日々の食事やお菓子を仏様用に取り分けてお供えすれば充分です。
どの場合も、自分たちが食べる前にお供えをして、手を合わせてから仏壇から下げて頂くようにしましょう。
お線香は3本ずつお供えするようにします。

天台宗の仏壇を祀るときの注意点

仏壇は、宗派によって気をつけたいポイントがいくつかあります。
ここでは、天台宗の仏壇を祀るときに気をつけたいポイントを解説します。

仏壇を置く向き

仏壇は、宗派によって置く向きが定められています。
天台宗の仏壇は、一般的にを向けて置くことがほとんどです。
これは、極楽浄土は西にあると考えられており、その方角に向いて祈るためです。

祀るご本尊が多種多様、天台宗は座った阿弥陀如来

天台宗のご本尊はこれという決まったものがありませんが、多くの方が阿弥陀如来をご本尊としてお祀りしています。
浄土真宗や浄土宗でも阿弥陀如来はご本尊とされていますが、こちらは立った仏像をお祀りするのが一般的です。
一方、天台宗では阿弥陀如来の座像がご本尊とされています。
これを座弥陀像といい、天台宗において阿弥陀如来というとこちらを指すことが一般的です。

まとめ

天台宗の仏壇について知っておきたい基礎知識をいくつかご紹介してきました。
仏壇の決まりごとというと難しく感じますが、何故そうなるのかということを知ると納得できることが多いものです。